【歯の神経を抜く前に】絶対に知っておきたい、抜いた後のデメリット、抜いた方がいい人・抜かない方がいい人

歯の神経とは?

人間の体はいろんな細胞で構成されており、体で感じる感覚を脳に情報伝達します。

脳に送信された情報によって感覚に対する行動を判断できるようになります。

この情報伝達の役割を担っているのが神経であり、日本全国は1つの道路で繋がっているように神経も体の至るところにあります。

歯の神経は、脳の神経路の1つである「三叉神経」から「三叉神経筋」→「上顎神経」や「下顎神経」というように繋がっています。

歯の神経の役割

歯の神経の役割は、根本的に人体のメカニズムと同じです。

神経があることによって感覚が脳に伝わるので、歯の神経が持つ役割というのはたくさんあります。

  • 歯の異常(痛みなど)を脳に伝える
  • 口内の温度を脳に伝える

というように危険性を察知することが主な役割であり、他には神経路によって歯に栄養等が送られるという役割もあります。

要するに歯において神経は生命の源であり、神経を失ってしまうと危険性を察知することができず、健康で頑丈な歯として生き続けることができなくなくなります。

歯の神経はどこにあるの?

歯の構造は、外見で見えている白い部分だけではなく歯茎の奥深くまで伸びています。

歯茎の内部は、象牙質という象牙のように長い歯質が歯茎の奥まで伸びており、その先端に神経があります。

歯茎の根っこで歯と神経が繋がっていることから、痛みや温度を感じることができます。

どうして神経を抜くのか?

歯にとって神経は重要な存在ですが、歯の症状によっては抜かざる終えないケースがあります。

その理由は

  • 激痛が収まらない
  • 骨まで病気が進行する可能性がある

の2つが主な理由です。

神経を抜くかどうかの判断というのは、基本的に患者さんに決定権があるものの、実際のところは医師の診断による部分が大きいです。

歯の神経は重要な役割があることからも残しておくに越したことはありません。その為、「歯の激痛に耐えられないから神経を抜いてほしい」と懇願するのは稀であり、神経を抜くかどうかは痛みの度合いではなく症状や病気の進行具合で決まると言えます。

神経を抜いた方がいい人

歯の治療で神経を抜いた方がいい人は、重度の虫歯など骨まで病気が進行する可能性が高い人です。

医師の診断をベースにすると、神経を抜いた方がいい人は神経を抜かざる終えない人です。

医師から決断を迫られたら?

症状によっては「神経を残す」or「神経を抜く」の2つを選択できるケースがあり得ます。

その場合、医師から決断を迫られることがあるわけですが、基本的に神経を残せるのであれば残せば良いです。

神経を抜くと痛みから解放されますが、健全な歯の機能は失われます。また、神経を抜くという治療はいつでも行うことができるので、今の症状で神経を残したまま完治を目指せるのであれば、神経を残すという選択がベストでしょう。

また、神経を残したまま完治できるかどうかは医師の診断によるので、神経を残した状態で完治できなければその医師の診断に落ち度があります。

神経を抜く必要がなかった・・・

「神経を残す」or「神経を抜く」の2つを選択できるケースなのに、医師の診断によって「神経を抜いて治療します」と宣言された場合は結果論の世界となります。

このケースは基本的に「神経を抜く必要がなかった・・・」という場合において、患者さんが神経を抜く必要がなかったことに気が付くことはありません。当然ながら、一般人のすべての人が根管治療に詳しいわけではありませんね。

これはもう担当医に対する信頼で決まるので、どうしても神経を抜きたくない人はいくつかのクリニックで診断結果を比較するしかありません。

神経を抜かない方がいい人

神経を抜かない方がいい人は、歯の病気が神経に達して骨を侵食する可能性がない人です。

医師の診断をベースにすると、「神経を抜く必要がありますね」と言われない人が該当します。

医師の診断に反して神経を抜くケースはあり得ない

歯の治療は「歯科矯正」や「セラミック治療」など、虫歯治療以外にも様々な治療があります。

どんな治療においても、患者さんが何かの決断をする時はそのベースに「医師の診断」があります。医師による専門的な説明を聞いた上で、いくつかの選択肢があるならその説明を元に治療を選択するわけですね。

歯の神経を抜かない方がいい人というのは、医師の診断によって「神経を抜く必要がある」と言われないすべての人が該当するわけですが、それに反して神経を抜くことを懇願することはあり得ません。

このケースを除外して、神経を抜かなくていい人が神経を抜いてしまうケースは「医師の診断ミス」以外にありません。

神経を抜くデメリット

神経を抜くデメリットは

  • 感覚を失う
  • 歯の色が変色しやすい
  • 歯が割れたり欠けたりしやすい

などがあります。

神経を抜くと危険を察知できなくなるため、何かの病気が進行していても気が付くのが遅くなることが多いです。また、栄養が循環しないことから歯が脆くなりやすいです。

定期検診を利用しよう

神経を抜く最大のデメリットは感覚を失うことによって、新たな病気の早期発見が遅れることにあります。

これをカバーするために、定期検診を利用するのがオススメです。

別に定期検診でなくても、クリーニングなどでも良いと思います。治療をする前に口内検査をして貰えるメニューなら、その時に神経を抜いた歯を見てもらうようにしましょう。

歯の脆さは気にしなくていい

神経を抜いた歯は、枯れ木のように脆い歯になります。

しかし、神経を抜く根管治療は神経を抜いて終わりではありません。銀歯で被せ物や詰め物をするため、基本的に歯の強度や噛み合わせまで治療をしてくれます。見た目を気にする方は、セラミック治療を行うという選択肢もあります。

一般的に神経を抜いた後、歯が脆くなるのをじっと待つというケースは殆どないでしょう。

また、詰め物や被せ物で土台が神経を抜いた歯だった場合、これは年月の経過と共に自然歯の部分が欠けたり割れたりしやすくなります。これも、問題が出てくる度にクリニックで補強をしてもらえば良いので、神経を抜いたら人生が終わるというわけではありません。

神経を抜かない為にやるべきことは?

歯の治療で神経を抜いてしまっても、歯科技術の進歩によって自然歯のように強度のある見た目の白い歯を作ることができます。しかし、感覚を失うことから危険察知が遅れやすいことは否めません。両極端に考えると、神経を残せるのであれば残した方が良いことは明確です。

さて、根本的に歯の治療で神経を抜くというケースに辿り着かないようにする為には、歯磨きを徹底することが最も大事です。その次に、虫歯になった時は早期治療を心掛けましょう。

歯磨きは電動歯ブラシがオススメ

歯磨きをすると、虫歯の原因となる歯垢や歯石を除去できます。

とにかく歯磨きは毎日の食事後に出来るだけ早く行うようにして、一度の歯磨きは時間を掛けるほうが虫歯の予防率は高くなります。

歯磨きが面倒という方は、電動歯ブラシを使うことでブラッシング効率を大幅に高めることができます。

電動歯ブラシはスペックと価格がピンキリですが、安い商品なら2000円~5000円ほどで購入することができます。こうした価格帯は低スペックの電動歯ブラシとなりますが、それでも時間をかけて手磨きするよりは歯磨きの時間を短縮できるので効果は十分にあります。

虫歯の早期治療は超重要

虫歯の経験がある人は非常に多いと思いますが、虫歯は歯磨きを怠るほどなりやすいです。

また、毎日欠かさず歯磨きをしていても時間が短かったりブラッシングが下手だったりすると、虫歯になることも良くあります。

虫歯というのは歯の表面から侵食されていき、重度になると歯の奥深くに到達します。その延長に骨への浸食があり、それを防ぐために神経を抜くという治療があります。

「虫歯になる=神経を抜く」という理屈ではなく、重度の虫歯になった時に神経を抜かざる終えないケースがある為、虫歯の初期段階で治療をすれば神経を抜く必要はありません。

一般的に目に見えない奥歯あたりは虫歯に気付かない為、痛みを感じるようになった時にようやく歯医者さんへ行くケースが多いです。痛みを感じ始めると神経を抜かなければならないことが良くある為、少しでも違和感を感じたら歯医者さんへ行きましょう。

また、確実に虫歯を早期治療するなら定期検診を受けておくのが良いです。これをやっておけば、虫歯治療で神経を抜く確率を極度に下げることができます。

クリーニングは一石二鳥

クリニックによってはクリーニングを受けられます。

クリーニングは保険診療なら歯石や歯垢をしっかりと除去してもらうことができるので、自分の歯磨きに自信がない人にオススメです。

また、定期的に口内をチェックするという意味も含めることができるので、虫歯予防と早期発見の2つをクリーニングで対応するのは効率が良いです。

まとめ

神経は抜いても生活に支障はありませんが、残す方がベストです。

一般的に口内異常があった時にクリニックへ行くという傾向からすると、「神経を抜くデメリット」や「神経を抜くかどうか」という点を考えても仕方がありません。

医師の診断で神経を抜く必要があると言われたら、その方針で治療を受けるしかありません。また、この場合はデメリットを知ったところで結果論となります。

つまり、最も重要なのは神経を抜くという状況にならないことであり、その為には歯磨きや定期検診から虫歯予防を徹底することが大切です。

しかし、人には様々な癖や性格があることから、頭では分かっていても行動するのが難しいことが良くあります。それを改善するために、「神経を抜くデメリット」や「神経を抜くかどうか」という今回のテーマが役立ちます。

日頃の口内ケアを見直すタイミングは少ないので、これを機に虫歯予防を徹底してみてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加